データアナリティクス事業本部の武田です。今日は、ブランク10年の主婦がAWS Certified Solutions Architect - Associate(SAA-C03)を1ヶ月半でとった苦難の勉強法を説明します。
私のスペック
先に申し上げておいた方がいいと思うので、私は工学部卒です。
新卒では、文系の方も受けられる枠で(エントリーシート書いてグループディスカッションとかもする、いわゆる「ザ・就職活動」な選考)、某日用品&化学品メーカーの情報システム部門に入りました。
そこから結婚して子供を産んで、保育園の待機児童問題で社会復帰を諦め、ブランク10年あります。
3年ほど前に前職の会社に時短で社会復帰し、そこでAWSの存在を知りました。
そこではPHP等のコードは書きましたが、AWSのアカウントはもらってないので、 AWSに触ることはなく、私は自分自身を「AWS初心者」だと思ってます。
去年春に応用情報処理技術者、秋にデータベーススペシャリストを取りました。(当時は朝4時起きでした)
私の勉強時間について
2人の子持ちですので、基本的にあまり自分の時間がありません。
上の子の弁当があるので朝5時起きです。去年までは給食だったんで、朝早起きしたら自分の勉強時間を取れたんですけど、今年から弁当始まりました。
夕方は、夕食やら風呂やら下の子の送迎やらで、落ち着くのは21-22時ごろです。
というわけで、22時から勉強開始する・・・・わけがないです!寝ますよ!5時に起きなきゃなんで!元々私は朝型人間なので、朝4時起きはできても、21時以降は眠たくて仕方なくなります。
平日は隙間時間をかき集めて30分が限界です。土日は4−5時間とれるかなくらいです。
というわけで、勉強の時間は、「平日は隙間時間で頑張る、土日に時間のかかるものをまとめてやる」方式となります。これが私の勉強リズムです。
使った教材について
私は、限られた時間でも体系的に学べるものを優先しました。はい、有料です。無料情報をお求めの方は、すみません。
メインで使ったのは、下記です。
サブで使ったのは、下記3つです。
メイン Udemy【C03版】AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト模擬試験問題集(6回分390問)
セールで1700円位で買えます。
1回分で65問あり、全部解き終わるのにどう頑張っても1時間ちょっと時間がかかりました。
私の学習は、これを軸にしていて、3回やり直しました。正確には、「解いて、解答を見てノートをまとめた直後にもう一度解き直す」を1回としてカウントしているので、記録上は全部で6回解いてる回もあります。
このUdemyの教材のネックは、「完了しないと解答が見れない」ことです。平日だと隙間時間でしかできないので、解答まで辿り着くのに数日かかるんです。そうなると、最初の方に解いたものなんて覚えてません。なんなら、その問題をやったことすら覚えてません。なので、問題を解くのは、週末限定にしました。
平日は、サブ教材を少しずつです。
サブ 会社で受けさせてもらった研修 Architecting on AWS(3日間コース)
エッセンスをまとめてギュっと詰め込んだ濃厚な3日間でした。濃厚すぎて、休憩時間に業務とかするのはおすすめできません。集中力をキープするために、休憩時間はちゃんと休憩した方がいいと実感しました。
この3日間で、重要なことをまとめて体系的に説明していただけました。説明がとてもわかりやすくて、Udemyの解説でも難しいと感じてた私のレベルをグッと上げてくれました。
ここでしっかりノートを取っておいたので、そこに追記して書き込んで見直しに使ってました。
研修の中でハンズオンがあるので、それをもう一度自分でやりなおして、ノートにメモした内容のどの部分をやっているのかを照らし合わせたり、最後の総復習のラボをヒント見ないでやってみたりしました。
サブ Udemy【SAA-C03版】これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座
セールで1700円位で買えます。
ハンズオンが長すぎて全てをやるのは無理だったので、苦手分野のみに絞りました。最後の模擬試験と小テストも解いてます。資料がPDFでダウンロードできるので、それを有効活用するのがおすすめです。
私の場合は、研修で作ったノートがあったので、そちらに追記しましたが、もしそのノートがなかったら、このPDFを印刷して書き込んでたと思います。(全て印刷すると大量になるので大変だと思いますので、適宜必要なものがおすすめです。)
サブ AWS公式の初心者向けハンズオン
これも全てやると時間がかかるので、苦手分野に絞ってやりました。
ハンズオンは、最初は言われるままにやってしまって、あまり頭に残らない感じになってしまってました。なので、解説をしっかり聞いて、何度かやり直したり、やった後に振り返りをしたりといった工夫がいると思います。
このハンズオンのいいところは、1つのステップが細かく作ってあって、動画が短めで、解説もしっかりあるところです。隙間時間でやりたかったので、この細かいステップは助かりました。あと解説が作業前後にしっかりあるのも良かったです。
どのくらいできたら合格できるのか
ネットで模擬試験のレベル感が本番と違うらしき情報があり、どの程度できたら合格できるのか悶えたので、まとめてみました。
時間と共に見事に忘れていく忘却曲線と、最後は力技でどうにかした結果をご覧ください。私の気合いと根性の結晶の数字でございます(笑)
私のUdemy模擬試験結果まとめ
点数ではなく%です。
基本1 | 61 | 100 | 84 | 96 | 87 | 98 |
応用2 | 44 | 100 | 73 | 89 | 75 | 95 |
応用3 | 53 | 92 | 80 | 98 | 81 | -- |
応用4 | 47 | 89 | 72 | 96 | 89 | -- |
応用5 | 64 | 96 | 93 | 96 | 92 | -- |
応用6 | 55 | 93 | 92 | 95 | -- | -- |
ふりかえり
私は天才じゃないので、一気に難しいことやすごい特別なことはできないです。でも、「みんなができることを、みんなができないくらい徹底的にやりこむことなら、できる」と思ってやりました。
例えば、朝4時に起きるのは、1日だけなら誰でもできるんです。そんな難しくないです。でも、毎朝4時に起きるのは難しいです。そういう、「1回なら誰でもできることを、誰でもできないくらいやりこむ」ことなら、ブランクとか年齢とか関係なくチャレンジできるなと思っています。
これから受ける皆さまの勉強の目安になれば幸いです。
はじめに
2022年1月末にAWS SAAを取得しましたので、振り返りと次の目標に向けてのモチベーションを出すという意味を込めて、体験記を書こうと思います。また、これがこれからSAAを受ける人の参考になれば幸いです。SAPも取りたいな〜。
そもそも
筆者のスキルは、AWSを実務で触っていますが、歴は半年に満たないくらいです。
また触ったサービスは、VPC、RDS、Lambda、DynamoDB、S3とかそのくらいでした。なので、なんとなく使い方は知っているけど、詳細な仕様やベストプラクティスについてはあまりよくわかってなかったという状況でした。
結論
ずばり、SAA自体はkoiwa clubの問題集だけで受かります。
まさにそれだけなんですが、一応やったことを記載していますので、もしお時間あればご覧ください。
やったこと
koiwa club問題集
ページはこちら -> koiwa club
上記でお伝えした通り、AWS資格を受験する上では最強の問題集です。どうやって問題を集めたのかはわかりませんが非常に良質な問題が揃っており、本番でも全く似たような問題が出ます。
問題量もかなり豊富で、SAA用だけで1000問以上あります。ただ、全部が全部良質な問題というわけではなく、番号で言うと80番からそれ以降の問題を中心に解くと効果的かと思います。
解説についても結構の長文(本家AWSドキュメントのコピペ)が載っていて、間違えた問題の解説はじっくり読むことをお勧めします。後述しますが、初めて見るサービスとかはUdemyの動画やYouTubeに上がっているblackbeltオンラインセミナーの動画を一通り見るとだいぶ全体像が把握できると思うのでおすすめです。
Udemy
私が購入したのは以下の2本です。
- 【2022年版】これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座
- 【2022年版】AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト模擬試験問題集(6回分390問)
座学の動画と問題集をセットで購入しました。おそらく多くの方が同じように購入していると思います。購入理由は「評価が高かったから」それだけです。
座学の方は頻出サービスに絞って、そのサービスの解説とハンズオンを丁寧にしてくれます。ただ、一つ一つのサービスのボリュームが1~3時間くらいあるので全部を見切るのはそれなりにしんどいですし、問題を解きまくった方がはるかに効率が良いと思いました。
問題集の方は、本番と同じ問題数で、時間制限もついているので、実際の試験のように実施することができます。しかもそれが6回分あるので買っておいて損はないと思います。問題の質で言うと、個人的な所感ですが、koiwa clubに比べてやや下がります。本番では出ないようなニッチな問題がそこそこありました。なので難易度は本番よりも高いと思いました。この問題集については、6回分を2周くらいしておけば問題ないかなと言う感じです。
公式模擬試験
公式から昨年リリースされたみたいです。
AWS認定10資格について模擬試験が無料/解説付きで公式からリリースされたので受けてみた
//dev.classmethod.jp/articles/aws-exam-free-practice/
やり方は上記の記事に詳細に書いてありますのでそちらをご覧ください。各資格20問ずつ何回でも受けられるみたいで、私は本番直前にやりました。
ここでも、koiwa clubとほぼ同じ問題が出たりして、満点も取れたので自信を持って受験することができました。
公式が出してるテストで、無料ですし、やっておいて損はないと思います。
試験本番
基本的なサービスの問題しか出ない
AWSのサービスはかなりの数ありますが、ニッチなサービスはほとんど出ません。僕が受けた回は1問も出ませんでした。ほとんどが、VPC、RDS、S3、EC2、SQSなどでした。そして、それらのサービスを応用する問題が多くあったので、頻出・定番の問題を解答だけ暗記するのではなく、解説をじっくり読んで理解するようにしておけば太刀打ちできると思います。
見直し大事
結構時間が余ります。だいぶ余ります。なので、解き終わったからといって退席するのは非常にもったいないです。時間いっぱいまで見直ししましょう。私は少なくとも3回は見直しました。親切なことに、後で見直す というチェックマークを問題ごとに付けることができまして、どの問題を見直すか一覧で確認することができるテスト仕様になってました。なので、悩む問題は 後で見直す にチェックして、自信もって回答できる問題を優先して解いて、後で飛ばした問題にじっくり時間をかけるというやり方がいいかなと思います。
試験後
結果通知
合格か不合格かの情報は、テスト終了直後の画面に表示されますが、詳細な点数はその時わかりません。後日、テストの管理画面から確認できるようになります。自分の場合は、17時ごろにテスト終了して、その日の20時ごろには管理画面で確認でき、以下のようにPDFでダウンロードできます。